研究課題/領域番号 |
61420037
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
宮沢 鉄蔵 宇都宮大学, 工学部, 教授 (60083888)
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研究分担者 |
尾立 弘史 宇都宮大学, 工学部, 助手 (30083893)
千賀 裕太郎 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (90142231)
永井 護 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (70092567)
藤本 信義 宇都宮大学, 工学部, 教授 (00016510)
古池 弘隆 宇都宮大学, 工学部, 教授 (70178177)
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キーワード | アメニティ / アイデンティティ / 評価 / 景観構造 / 親水空間 / CATV / 山あげ祭 / 栃木県内市町村 |
研究概要 |
本年度は、前年度までの分野別調査結果に基づき、アメニティ、アイデンティティの評価手法を全体的な立場から調整し総合化することを主眼において研究を行った。研究実績の概要は次のとうりである。 1.専門分野別に評価手法の補完調査を行った(自然・歴史資源については景観構造、水縁空間については親水空間の意義づけ、ニュー・メディアについてはCATVの効果、イヴェントについては「ケ」の空間への影響) 2.小都市の特徴を把握するため、栃木県内49市町村をアイデンティティの立場から都市分類し、また別に小領域の地区間比較を行うためのモデル都市を選定して地区分類し、それぞれの分類に基づいてアメニティ評価の相違点をアンケートにより検討した。 3.上記の調査結果に基づき、環境造成におけるアメニティ・コードを作成した。アイデンティティは環境造成におけるアメニティの与件として考えること、アメニティの評価基準は時代、社会的背景により変化するものである等の推論を提示した。 4.モデル地区として新造成地、旧市街地の2ケ所を選定し、地域開発におけるアイデンティティの発掘手法とアメニティの造成方法を提示した。 5.研究報告書の作成。報告書の内容は概ね以下のとうりである。 (1)アイデンティティとアメニティの基本的考え方 (2)専門分野別のアメニティ、アイデンティティに関わる評価視点 1)自然・歴史資源 2)水縁空間 3)ニュー・メディア 4)イヴェント 5)地域分類 6)住民意識 (3)アイデンティティとアメニティの評価手法 (4)モデル地区におけるアメニティ計画
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