研究概要 |
1.自動定量分水装置の改善と精度 a.開水路自動定量分水装置の試作を行い, 水利工学講座の総合農業水利研究実験場に新設した. 開水路を用いて実験し, その水理精度を求め, 従来の分水装置と精度を比較し, かつ分水流量制御理論を誘導した. (昭和61年度) b.管水路自動定量分水装置の試作を行い, 総合農業水利研究実験場に新設した実験管水路を用いて実験し, 特に低落差用自動定量分水装置の制御精度の水理特性を解明した. (昭和62年度) 2.関連した研究成果 a.2次元水域における流れのパターンを, 有限要素法を用いて解析した. 特に, 水域における風の効果を明らかにした. (昭和61年度) b.水質源開発に伴って生じる水理現象に対して, 有限要素法を適用する場合の特殊な工夫について解明した. 3.口頭発表 a.農業土木学会応用水理研究部会研究発表(昭和61年度, 62年度) b.農業土木学会大会講演会研究発表(昭和62年度) c.国際学会研究発表予定(昭和63年世界水資源学会, オタワ市, カナダ, 昭和63年アジア水理学会, 京都市, 日本) 4.現地試験 愛知県下木曽川農業水利事業地区愛知用水大府支線水路で, 新水利システム実験を準備した.
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