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1986 年度 実績報告書

電子スピンエコーおよびスピンエコーENDORによる遷移金属錯体の構造化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61430012
研究機関東北大学

研究代表者

岩泉 正基  東北大, 非水溶液化学研究所, 教授 (70006295)

研究分担者 大庭 裕範  東北大学, 非水溶液化学研究所, 助手 (10176985)
小塚 宗輝  東北大学, 非水溶液化学研究所, 助手 (70006310)
キーワード電子スピンエコー / スピンエコーエンドール / 遷移金属錯体
研究概要

1.スピンエコーおよびスピンエコーENDORの基本設計と組立て。
スピンエコーENDORは、スピンエコー装置を本体としてENDORが組込まれるもので、本研究ではまずスピンエコー装置の組立てが必要となる。スピンエコーについてはすでに種々のマイクロ波回路をもつ装置が報告されており、また最近ではループギャップレゾネーターの利用も注目を集めている。本研究ではこのループギャップレゾネーターの利用も含め基本装置を種々検討した。しかしこのレゾネーターの利用により、装置の扱いが極めて困難になることが予想されたので、当初の予定通り、通常のレゾネーターを利用すること、Kevan,北大吉田氏により用いられているものに最も近い形で製作を行うこととし、更にスピンエコーENDORではこれにENDOR装置を組み合せることで、これに必要な部品の選定と購入を行った。部品の納入に時間を要したものもあり、装置の完成は、62年7月頃になる予定であるが、装置の製作は軌道に乗ってすべり出したといえる。
2.銅(【II】)錯体のスピンエコーESEEMの測定
装置の製作設計に当り、問題点等を明らかにする意味で、今後測定が予定される銅(【II】)錯体のうち、N,N'エチレンビス(サリチリデンイミナト)銅((【II】),およびテトラフェニルポルフィリン銅(【II】)について、北大工学部のスピンエコー装置を利用させていたゞき、装置製作のための基礎データを集めた。その結果、今後の研究の発展に対し、非常に明るい見通しをうることができた。
3.【^(14)N】-粉末ENDORの計算機シミュレーションによるデータ解析
スピンエコーENDORのデータ解析に対する準備と平行して、粉末ENORの計算機シミュレーションによる検討を進めてきた。結果は、62年度春季日化年会で発表される。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Shouichi Kita: Bullentin Chemical Society of Japan.(1987)

  • [文献書誌] Ryo Miyamoto,: Bulletin of Chemical Society of Japan.(1987)

  • [文献書誌] Yasunori Ohba: Inorganic Chemistry.(1987)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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