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1986 年度 実績報告書

絨毛癌モデルによる癌増殖転移の調節因子血管新生因子に関する基礎的研究と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 61440070
研究機関千葉大学

研究代表者

高見沢 裕吉  千葉大, 医学部, 教授 (60009107)

研究分担者 大崎 達也  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (60185238)
河田 誠  千葉川鉄病院, 医師
富田 善身  千葉大学, 医学部, 講師 (70015840)
稲葉 憲之  千葉大学, 医学部, 講師 (70114238)
関谷 宗英  千葉大学, 医学部, 助教授 (00092065)
キーワードヒト絨毛癌細胞株 / 異種移殖 / 腫瘍血管 / 血管新生因子 / バイオアッセイ
研究概要

1.ヒト絨毛癌細胞株5種(BeWo,NUC-1,JEG-3,SCH,HM)のin Vitroにおける増殖(集団倍加時間)には差がない。
2.異種移殖(ハムスター頬袋,ヌードマウス皮下)すると、増殖の速い細胞株(BeWo,NUC-1,JEG-3)と増殖の遅い細胞株(SCH,HM)に分けられた。
3.異種移殖で増殖の速い腫瘍の1視野当りの血管数は、遅い腫瘍と比較して多かった。
4.増殖の速い移殖腫瘍は対数増殖を示し、腫瘍血管新生の時期と一致した。
5.上記細胞株を単純な組成の無血清培地で短時間培養し、その上清中に分泌されてくる生理活性物質、腫瘍血管新生因子(tumor angiogenesisfactor,TAF)の分離を行った。
6.活性はニワトリ受精卵漿尿膜法と家兎角膜法によるバイオアッセイにより行った。
7.培養上清を採取、凍結乾燥した粗材料を、ファイバーデスクあるいはポリマーディスクに浸みこませ、上記バイオアッセイによりTAF活性の有無を調べた。
9.異種移殖で増殖の速い腫瘍を形成する細胞株(BeWo,NUC-1,JEG-3)でTAF活性が高いことが判明した。
9.ゲル3過法,分光測光法により粗材料からTAFの分離を行った。
10.分子量10,000ダルトン以上の蛋白がTAF活性を有することが判明した。
11.現在各種クロマトグラフィーを用いてTAFの精製を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Sekiya;T.Oosaki;H.Takamizawa: Gynecologic Oncolgy. 25. 271-280 (1986)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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