研究課題/領域番号 |
61440079
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
砂田 今男 医科歯科大, 歯学部, 教授 (50005013)
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研究分担者 |
青木 豊明 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90167792)
小林 千尋 東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (80126226)
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キーワード | ヤグレーザー / 歯髄 / 第2象牙質 / 象牙質浸透性 / 根尖病巣 |
研究概要 |
現在、以下の計画を実施、継続中である。 1.歯面へのレーザー照射による歯髄為害作用、あるいは第2象牙質形成促進作用を調べるため、ラット上顎臼歯の咬合面上にレーザー照射を行い、歯髄内の温度変化を測定し、同時に経時的に病理組識学的検索を行っている。用いた照射条件の範囲では、歯髄に若干の変化は見られるものの、1ケ月例まででは2次的硬組織形成は認められなかった。長期例については現在実験継続中である。 2.象牙質知覚過敏症の治療、あるいは裏層への応用を検討するために、象牙質面へのレーザー照射が象牙質浸透性に及ぼす影響を象牙質のDiscを用いたPashleyの方法により検討中である。また、象牙質面のレーザー照射による性状の変化を3EMを用いて観察している。 3.レーザーの外科的歯内療法への応用の可能性を探究するため、犬を用いまず犬の下顎骨に人工的骨欠損を形成し、レーザー照射を行い、骨の再生促進作用があるかどうかを調べ、骨面照射における至適条件を決定し、次に実験的に根尖病巣を作製し、根尖切除・掻爬とレーザー照射療法を併用し、その効果を病理組織学的に検討しつつある。
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