研究分担者 |
岩間 香 京都市立芸術大学, 美術学部, 非常勤講師
安藤 佳香 京都市立芸術大学, 音楽学部, 非常勤講師
宮本 道夫 京都市立芸術大学, 美術学部, 非常勤講師
廣田 孝 京都市立芸術大学, 附属図書館, 学芸員
定金 計次 京都市立芸術大学, 美術学部, 講師 (40135497)
榊原 吉郎 京都市立芸術大学, 美術学部, 教授 (00046369)
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研究概要 |
研究実績の概要 (当該年度のまとめ) 前年度にひきつづき,今年度も4回夫々5日ないし6日,延べ22日間を調査にあてて,仏教図像粉本類の錯乱を正して整理とカード化をする作業を行なった. これと併行して,尊像別の番号を付した上で順次写眞撮影を行なった. この際一定基準内の大きさのものはマイクロ撮影により写眞資料を製作した. (これは次年度も継続の必要がある. )図像的にきわめて特異なものもあり,近世仏画における依頼主の傾向や伝統的な仏画に対する画像の認識・製作態度など多くの新しい知見を得たが, 本年度はなお基本資料の整備を目的としているために,夫々分担者による課題別研究は次年度以降におくられることとなった. また,これら粉本を用いて製作された本画調査も新潟県の大成師ゆかりのものをたずね調査したにとどまり,日本各地に現存する本画とこれら粉本との関連調査は別のテーマによる課題にしなければならないものと思われる. 本年度までの実積の概要は, 仏教図像粉本については調査カードを完了し,写眞撮影は凡そ半分約1100枚である,画学校粉本はカード化のための整理に入った段階である. なお,この研究によって得られた研究成果は本年未発表である.
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