• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1987 年度 研究成果報告書概要

社会的逸脱行動を示す青少年のcoping(対処)に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61450020
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関早稲田大学

研究代表者

本明 寛  早稲田大学, 第一文学部, 教授 (70063112)

研究分担者 織田 正美  早稲田大学, 第一文学部, 教授 (50063706)
久米 稔  早稲田大学, 第一文学部, 教授 (40063599)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
キーワード逸脱行動 / 青年期 / ストレス
研究概要

日本心理学会第147回大会にカルホォルニア大学のラザルス教授を招待し, ストレス対処に関する研究の発表を開くことができた. その折りに対処の仕方についての調査用紙を入手した. ラザルス法と言われる67の質問を用いるものである. 我々はこの質問項目を日本日本語に訳すと同時に, 日本人に試行し日本人に理解できるものに改めた. 更に50問法を試作し, Problem-FocusedとEmotion-Focusedの質問を25問の同数とした. これによって個人のストラテジーの比較を容易にした. 昭和61〜62年を通じて, ストラテジーとモードに関し, 三種の性格検査との関係を調査した. 高校生約1800名を対象としてSG式行動性格検査との相関を求めた. その結果, 既に報告したように, Problem-Focusedストラテジーとかなり多くの好ましい性格・行動傾向と相関をみられた. これに対してEmotion-Fcusedストラテジーとは創造性と人間関係のよさとに相関があったのみであった. 単独の特性項目との関係で逸脱行動傾向をチェックすることはできなかったが, Problem>Emotionの関係は, 一つの手がかりとなると考えられる. 少年鑑別所, 少年院等の資料から特に明白な一般高校生との差を見い出すことはできなかった.
1987年末から高校生800人を対象として, ストレス源との関係及び, SG式行動・性格検査の結果についての再吟味を行っている. 特に問題生徒や非行少年の個々の資料分析を行って, 果してストレス対処の特徴がとらえられるか, 引続いて検討中である.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 本明寛: 青年心理. 67. 2-11 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 本明寛: 早稲田大学心理学年報. 19. 1-7 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] HIROSHI MOTOAKI: "PSYCHOLOGICAL STRESS OF THE JAPANESE PEOPLE IN THE PRESENT DAY" YOUTH PROBLEM. 67. 2-11 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] HIROSHI MOTOAKI: "STRESS AND COGNITIVE APPRAISAL" WASEDA PSYCHOLOGICAL REPORTS. 19. 1-7 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 1989-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi