研究課題/領域番号 |
61450049
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
板垣 雄三 東大, 教養部, 教授 (10014458)
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研究分担者 |
杉田 英明 東京大学, 教養学部, 助手 (90179143)
鈴木 董 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (50162962)
古田 元夫 東京大学, 教養学部, 助教授 (50114632)
山内 昌之 東京大学, 教養学部, 助教授 (80158071)
小島 晋治 東京大学, 教養学部, 教授 (50012505)
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キーワード | 近代化 / 都市化 / 民族運動 / 国家形成(ネーション・ビルディング) / 価値体系 / 文化摩擦 / 文化変容 / イスラム復興運動 |
研究概要 |
本研究は中東・南アジアなどに加えて、ソ連の中央アジア、中国のムスリム集住地域、東南アジア諸国のイスラム生活圏のごとき「周辺部」にも十分な関心を払いつつ、学際的な方法によって「比較イスラム地域研究」開発の起点をつくり出すことに主眼をおいている。そのため、 1 研究分担者の担当地域について、從来の主要な研究成果のサーヴェイおよび原資料の収集につとめ、研究の基盤づくりをすすめてきた。社会・政治変動を広い歴史的パースペクティヴの中に位置づける作業を助けるために、アラビア語写本などの入手にも努力を払った。また、研究分担者の守備範囲を超えて国内研究状況の全体的眺望を可能にするため、本研究組織外の研究者にも広く連絡をとり、情報の提供について協力を求めた。 2 各研究分担者がカヴァーする地域の問題を照らしあわせ、比較検討をおこなうための研究会、研究打ち合わせを機動的におこなってきた。本年度においては、むしろ各分担者の作業を促進するための研究打合わせに重点をおいたためである。比較研究のインテンシヴな討論は、来年度のプログラムとして、目下検討中である。 3 東京以外の地域研究にかかわる機関である国立民族学博物館、京都大学東南アジア研究センター、北海道大学スラブ研究施設の関係研究者との連絡も、本研究の実施を通じていちじるしく強化された。
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