研究分担者 |
増田 祐司 東京経済大学, 教授 (60173754)
福田 義孝 大阪市立大学, 経済研究所, 教授 (30047261)
西田 稔 大阪市立大学, 経済研究所, 教授 (70047207)
中野 安 大阪市立大学, 経済研究所, 教授 (30047120)
浜田 博男 大阪市立大学, 経済研究所, 教授 (60046969)
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研究概要 |
1.研究推進の方法について 各研究分担者は,前年度に引続いて企業, 団体, 官庁におけるヒヤリング調査, 施設見学, 資料収集などを実施した. プロジェクトの最終年度に当るので, 各分担者の研究成果を研究会において討議し, 最終報告書の作成準備を進めた. 研究会には関西大学・広田俊郎教授, 関西学院大学・池田勝彦教授, 滋賀大学・明石芳彦助教授, 愛媛大学・西田博教授, 桃山学院大学・岡崎守男教授, 日本証券経済研究所・松井和夫主任研究員その他外部の研究機関からも多くの参加者を得て, 研究交流の実績を挙げることができた. なお, 本研究を通じて収集された資料・文献については大阪市立大学経済研究所においてパソコンを通じて検索可能なデータベースとして構築する予定であり, 62年度末に必要な機器の整備がなされている. 2.本年度研究の主要な知見 本研究の最終報告書として「情報化時代の産業体制」(東京大学出版会より近刊予定)を取れまとめた. 報告書はその第I部において高度情報システの発展がそのユーザー側の産業体制に与える影響を分析している. 具体的には, 流通情報ネットワーク, 中小企業VAN, 金融オンライン・ネットワーク, および労働問題が取扱われている. 第II部においては, 研究開発, 特許, 知的所有権をめぐる新しい動向と国際的産業組織の一体化の関係が分析され, 今後の問題点が解明されている.
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