研究分担者 |
藍 尚禮 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90015537)
新藤 茂 東京学芸大学, 教育学部, 助手 (90134767)
榊原 雄太郎 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90014753)
岡本 敏雄 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60125094)
野田 一郎 東京学芸大学, 海外子女教育センター, 助教授 (50133111)
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研究概要 |
本年度は, 1)地学領域における教材開発,2)日本人学校における教材開発の方法について, 研究した. その概略は, 以下の通りである. 1)地学領域における教材開発 月・太陽に動きの単元の教材を, パソコン上で実現した. 観測年月日, 時刻, 観測緯度の入力によって, その地域で観測される月・太陽を表示するシミュレーション教材である. 天〓は, 南天・北天の両面を作成した. 小学校理科においては観測背景(風景)が重要であるので, 12種類作成し, 観測緯度によって異なる風景とした. 地球上の緯度を10°づつに区分し, 合計12区分の画面を, 理科の教科表に出てくる月・太陽の動きを写真撮影し, 説明書(解説書)を添付し, 教材資料集を作成した. これを, 2月初旬に筑波の教育会館筑波分館で実施された文部省主催の派遣教品修会にて, この教材資料集を派遣教員に配布した. 月・太陽の動きの教材の他に, ランドサットによる気象教材の資料収集をした. 日本人学校向けの気象教材の開発を来年度に実施する. 2)日本人学校における教材開発の方法 各地域で教材化の可能な方法について検討した. 1つの方法は, 自然認識の方法であり特に幼児や小学校低学年の理科学習として検討した. 2つ目の方法は, 生活環境の教材化であり, 学習指導要領の内容を離れた, むしろ生活科の単元内容に関連する教材化を検討した. 3つ目は, 各地域の特色と生かす事よりも, 全世界に共通な素材,例えば, 野菜,昆虫等の教材化である. 以上3つの方法を検討した. 来年度においては, これらの方法を用いた教材化を実施した.
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