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1987 年度 実績報告書

自己学習力を育てる教育技法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 61450096
研究機関東京工業大学

研究代表者

坂元 昂  東京工業大学, 工学部, 教授 (00016338)

研究分担者 松田 稔樹  東京工業大学, 工学部, 助手 (60173845)
藤井 清久  東京工業大学, 工学部, 助手 (50016490)
牟田 博光  東京工業大学, 工学部, 助教授 (70090925)
繁桝 算男  東京工業大学, 工学部, 助教授 (90091701)
キーワード自己学習力 / 学習技能 / 学習意欲 / 生活技能 / 実験実習技能 / 情報能力
研究概要

本研究では, 自己学習力を学習の仕方(学習方略と学習技能), 学習意欲, 生活技能から成るものと考え, 学習方略を除いた他の全ての要因についての研究・体系化を図ってきた. 本研究を通じて, まず, 一般的な学習技能, 学習意欲の構造と, 創造性や学業成績との関連を明らかにした. その結果に基づき, 学習技能を開発するための方策として, 発達段階を考慮して, 小学校低学年・中学年・高学年・中学校・高校の各段階別に, 各教科別の学習技能, オープン・スペースやマイコンを利用した学習など特別な環境下での学習技能, 家庭学習における学習技能など, さまざまな条件別に内容を抽出し, 学習に効果のある項目を調査により明らかにした. このうち, 特に今年度開発したものは, 国語科(作文), 理科(低学年), 英語科, 家庭科(住居・生活), オープン・スペース, 家庭学習技能である.
一方, 学習を成立させる上で, 基本的生活の充実が第一であるという観点から, 基本的生活習慣や態度を充実させるために, 生活技能の項目を抽出し, 学習意欲や学業成績との関連を明らかにした. また, 今年度は, 生活の基本は家庭であるという観点から, 家庭生活における生活技能の内容を検討し, 調査を行った.
さらに, これまでは, 学習技能の開発方法として, 診断・処方用紙を各教科別等の単位でまとめていたが, これ等の全ての項目を構造化し, マイコンのデータベースに登録して, 日常の授業において診断・処方を継続的に行えるようなCMIシステムの開発がまとめの段階に入っている.
なお, 今後の課題として, 情報化社会に求められる情報リテラシーを自己教育力の一部としてとらえ, これ等の内容と学習技能との関係を考察するとともに, 情報リテラシー開発のプログラムを検討していく必要がある.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 坂元昴;松田稔樹: 東京工業大学人文論叢. No.13. 235-245 (1987)

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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