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1987 年度 実績報告書

一次元配列素子を用いた冷却グレーティング分光器の開発と天体赤外線スペクトルの観測

研究課題

研究課題/領域番号 61460010
研究機関名古屋大学

研究代表者

野口 邦男  名古屋大学, 理学部, 助手 (10111824)

研究分担者 村上 浩  名古屋大学, 理学部, 助手 (40135299)
松本 敏雄  名古屋大学, 理学部, 教授 (60022696)
キーワード冷却グレーティング分光器 / 天体赤外線スペクトル観測 / 一次元配列赤外線検出器
研究概要

今年度は以下の項目の順に開発をすすめ, 8素子の一次元配列赤外線検出素子を用いた冷却グレーティング分光器の全システムを完成させた. またこの分光器を岡山天体物理観測所の望遠鏡にとりつけて天体赤外線スペクトルの試験観測を行なった.
1.グレーティング分光器の光学系を完成させた. 2.InSb一次元配列素子を固体窒素温度に冷却して動作特性のテストを行なった. ほぼ初期の目標に近い性能が得られた. 3.検出器を分光器光学系にとりつけて, 分光器を完成させた. 4.8素子検出器の信号処理を行なうアンプを製作した. 5.分光器制御用の回路系を製作した. 6.分大器光学系を駆動し, 検出器からの取得データを計算機にとりこむ回路系及び計算機プログラムを製作し, 分光器システムとして動作できる状態に作りあげた. 7.分光器システムを岡山天体物理観測所の口径188cmの望遠鏡に取りつけて試験観測を行なった. 天候不良のため天体のスペクトルは得られなかったが, 分光器の基本性能を知るための基礎データを得た.

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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