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1986 年度 実績報告書

連続測定可能なタイムプロジェクションチェンバーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 61460014
研究機関東京大学

研究代表者

藤井 啓文  東大, 理学部, 助手 (60013439)

研究分担者 谷森 達  高エネルギー物理学研究所, 物理研究系, 助手
相原 博昭  東京大学, 理学部, 助手
釜江 常好  東京大学, 理学部, 助教授 (90011618)
キーワードタイムプロジェクションチェンバー / TPC / 3次元飛跡検出器
研究概要

本年度は本研究の初年度にあたり、物の設計、製作、購入及びそれらの組立、接続テスト等をおこなった。
本研究ではタイムプロジェクションチェンバー(TPC)からの信号を連続的に読み込む必要があるため、テストに適した大きさの小型TPCの設計製作・及び高速アナログ・ディジタル回路の購入組立、計算機との接続テストを行う必要があった。
テスト用TPCは既に設計が終わり、現在組立が完了している。またTPC用のガス容器も準備が出来ており、今後TPCをガス容器に入れ信号の取り出し試験を行うことになっている。
一方、読みだし系の回路については、当初記憶素子を持った高速アナログ・ディジタル変換回路を購入し、計算機との接続回路は別に設計製作する予定であったが、本年になって計算機との交信用の回路を内蔵したディジタルオシロスコープが市販されるようになり、これを購入して計算機との接続テストを行った。
また、これらの信号のかなりの程度の処理はパーソナルコンピュータで十分行えるのであるが、処理した大量のデータをいかにしてホスト計算機に送るかが問題であった。この点に関しては、本年度あたりから従来小型計算機同志の局所ネットワークに用いられてきたイーサネット用の回路がパーソナルコンピュータ用にも開発され市販されるようになってきた。本年度これを購入し、ディジタル化した信号をパーソナルコンピュータで読みだし簡単な処理を行った後、小型計算機で読みだす試験も行った。
以上、本年度は各部分の組立、個別テストをほぼ予定通り終了し、来年度、本研究の目的である、TPC自身による事象選別のテストを行う準備ができた。

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2018-02-02  

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