研究概要 |
複合材料でできた構造物は, 他の材料による構造物と同様に円孔をもっていたリボルト継手をもっている場合が多い. 前年度, 本研究では円孔またはボルト継手を有する各種積層板の引張強度を実験的に求めるとともに, 実験値をこれら積層板の初期破壊強度と比較して定性的意味づけが可能なことを明らかにするとともに, 実用上有意な実験データを示した. 本年度は有限要素法による円孔あるいはボルト継手を有する積層板の初期破壊強度と最終破壊強度を求めるために, プリ・ポストプロセッサつきのパソコン用有限要素法のソフトを購入し計算を準備中であるが, いまだ成果を得るにはいたっていない. また, 前年度製作した試験片の疲労強度試験を行う予定であったが, いまだ未実行である. 来年度には完了させたいと考えている.
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