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1986 年度 実績報告書

衝撃荷重をうける複合材の変形と強度に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61460078
研究機関京都大学

研究代表者

田中 吉之助  京大, 工学部, 教授 (90025792)

研究分担者 野島 武敏  京都大学, 工学部, 助手 (40026258)
小川 欽也  京都大学, 工学部, 助手 (00026220)
島 進  京都大学, 工学部, 助教授 (70026160)
黒川 知明  京都大学, 工学部, 助教授 (80127076)
キーワード衝撃変形 / 衝撃強度 / CFRP / ハイブリッド材
研究概要

本年度及び明年度研究として、FRP材の 1.横衝撃試験 2.衝撃曲げ試験 3.スポール試験 4.解析的検討 を行うことを目的とした。以下に本年度の研究実績の概要を述べる。
1.横衝撃試験
CFRP板の横衝撃変形及び強度を明らかにするために、非接触変位計による撓みの測定の試験中であり、明年度にその結果が得られる予定である。また、球状物体による横衝撃をうけたCFRP板のその後の静的曲げ強度を求め、表面層の繊維方向,衝撃曲げの方向との関係を明らかにした。これについては、衝撃速度の違いによる損傷の度合の相違がその後の静的曲げ強さにどのような影響を与えるかを更に明らかにする。
2.衝撃曲げ試験
CFとGFとの一方向強化の種々のハイブリッド材について、その衝撃曲げ強度を明らかにする基礎として、その静的曲げ強度を求めた。3点曲げ及び4点曲げについて、その弾性係数,最大荷重,伸びを明らかにした。(講演発表)
3.スポール試験、解析的検討
CFRP材のスポール試験の基礎として、軸に垂直な積層をもつCFRP棒中の応力波伝ぱについて実験及び解析を行った。CFRP棒にCFRP板を衝突させたときの円柱表面軸ひずみ、自由端面中央の軸方向変位を明らかにし、これを解析結果と比較した。実験結果と異方性弾性体とした解析結果とは必ずしも良好な一致を示すものではなく、検討の余地がある。

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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