研究課題/領域番号 |
61460087
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
池上 皓三 東京工大, 精密工学研究所, 教授 (40016788)
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研究分担者 |
中川 善兵衛 東京工業大学, 工業材料研究所, 助教授 (90016832)
遠藤 剛 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (40016738)
田附 重夫 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (20025993)
伊東 誼 東京工業大学, 工学部, 教授 (60016441)
松本 浩之 東京工業大学, 工学部, 教授 (50016416)
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キーワード | 接着接合 / 機能性 / 応力解析 / 強度 / 破壊靭性 / 界面特性 / 積層材料 / 振動減衰 |
研究概要 |
接着結合部の静的負荷、動的負荷に対する変形半動や振動減衰特性などの力学的機能性を、接合部構成材料の物性値だけでなく、界面の力学的性質と物理化学的性質をも考慮して、総合的に解明することを試みた。得られた結果は次の通りである。 1)カップリングを用いた接着軸継手に対し、接着部の形状と軸継手の引張負荷、ねじり負荷、それらの組合せ負荷での強度との関係を明らかにした。 2)ガラス繊維強化プラスチック円筒軸と金属軸との接着接合する場合に対して、接着接合部の強度設計に対する資料を得た。 3)金属の重ね合せ継手の接着長さと継手強度の関係を、応力解析と強度則を用いて明らにした。 4)カーボン繊維強化プラスチック積層材の、衝撃破壊現象と衝撃荷重の時間経過による変化との関係を明らにした。 5)カーボン繊維強化プラスチック積層材の、異方性と破壊靭性値との関係を、き裂深さに関連づけて明らにした。 6)接合界面での振動減衰特性を、接合界面の表面状態に関連づけて明らにした。 7)超音波による接合界面の接触圧力、界面の欠陥の存在の計測方法に関しての知見が得られた。 8)エボキシ樹脂にマイカを分散した複合材料に対し、マイカの表面処理と複合材料の力学的性質の関係を明らにした。 9)硬化時に非収縮性挙動を示す樹脂の、接着強度に対する知見が得られた。 10)ZnO系セラミックの微構造と電気的特性の関係に対して知見が得られた。
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