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1986 年度 実績報告書

大型海洋構造物の長周期動揺

研究課題

研究課題/領域番号 61460155
研究機関九州大学

研究代表者

小寺山 亘  九大, 応用力学研究所, 助教授 (80038562)

研究分担者 大楠 丹  九州大学, 応用力学研究所, 教授 (70038537)
中村 昌彦  九州大学, 応用力学研究所, 助手 (40155859)
経塚 雄策  九州大学, 応用力学研究所, 助教授 (80177948)
キーワード浮遊式海洋構造物 / 係留 / 長周期動揺 / 減衰力
研究概要

本年度の研究ではテンションレグプラットホームの部分模型を制作し、強制動揺実験を行って各部に加わる流体力を求めた。部分模型はカラム2本とロワーハル1本からなり、ロワーハルに加わる流体力とカラムに加わる流体力をそれぞれ独立に求めた。またその際に用いた強制動揺装置は本年度の研究補助金で制作したものである。行った実験は以下に示す6種の実験である。
1.一様流中での抵抗試験
2.短周期強制動揺試験
3.長周期強制動揺試験
4.長周期・短周期合成強制動謡試験
5.波力試験
6.波浪中での長周期強制動揺試験
以上の実験を行った結果、次のような結論を得た。
1.長周期動揺減衰力に占めるロワーハルに加わる流体力の割合は当初考えていた程大きくなく、カラムに加わる流体力の役割の方が大きい。
2.波浪中での長周期動揺実験から得られた長周期動揺減衰力は長周期・短周期合成動揺実験で得られた減衰力と等しい。
3.短周期動揺と長周期動揺が共存する場合に構造物に加わる流体力は短周期動揺周期Ts,長周期動揺最大速度【U_L】,カラムの直径Dで定義される無次元速度Ur=【U_L】Ts/Dに依存する。
4.長周期動揺と短周期動揺が共存する場合の流体力の性質は一様流れと短周期動揺が共存する場合の流体力とよく似ている。
次年度は係留索に加わる流体力についても実験と考察を行い、大型海洋構造物の長周期動揺減衰力について調査する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Wataru Koterayama: Proceedings of the Third International Symposium on Practical Design of Ships and Mobil Units. (1987)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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