研究概要 |
(1)アミラーゼDNAの構造解析 昨年度はキイロショウジョウバエの4系統及び約7種の近縁種から、合計11の遺伝子ライブラリーを作製し、各ライブラリーからアミラーゼ遺伝子とその近傍のDNAをクローニングし、これらクローンの制限酵素地図を完成させた。現在、塩基配列レベルで、アミラーゼ遺伝子の構造,種間の違い等を解明しつつある。 (2)P因子を利用した形質転換 これまでに3.8キロベースのアミラーゼDNAをros【y^+】遺伝子を持つcarnegie20ベクターに組み込み不完成なヘルパーP因子とともに異なったアイソザイムを持つM系統の受精卵に注入し、形質転換系統を確立した。現在、活性の異なるいくつかの系統からのアミラーゼ遺伝子を使って形質転換個体を作り、アミラーゼ塩基配列と活性との関係を明らかにする実験を行っている。
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