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1986 年度 実績報告書

集団の非平衡理論と遺伝資源保存の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61480003
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

丸山 毅夫  遺伝研, その他, 教授 (50000237)

研究分担者 五條堀 孝  国立遺伝学研究所, 進化遺伝研究部門, 助手 (50162136)
米澤 勝衛  京都大学, 農学部, 助教授 (90026542)
沖野 啓子  国立遺伝学研究所, 総合遺伝研究系, 教授 (70000247)
キーワード集団遺伝学 / 非平衡集団 / 平衡集団 / 遺伝資源 / 管理集団 / 野生集団 / 確率過程 / ストカスティックモデル
研究概要

研究成果は、理論的研究とデータの収集と整理が主となった。理論的研究では、代表者丸山は人工飼育されている動物集団における遺伝的変異(資源)の減衰について確率過程の理論に基づいて研究を進展させ、それを一部論文として発表した(論文Zoo Biology 5:171-179)。なお、これは丸山が以前から進めている集団のビン首効果と非平衡現象の研究(論文、Genetics 105.1041;108.745;111.675;111.691)を更に発展させ、人工管理下にある集団に応用したものである。また初年度の研究計画であった人工栽培下にある植物集団における遺伝的変異の消長と母系選抜法との関係については、現在、その理論研究を進めており、今年度中には、分担者米澤と共著の論文をまとめる予定である。分担者米澤は栽培作物における遺伝的変異保存とそれに用するコストとの関係を農学の実際的立場から研究しており、その一部を、論文Eaphytica34:345-354に発表した。分担者沖野は理性稲集団生態系について集団遺伝学の立場から総合的考察を行ない、論文"Wild progenitors of cultivated rice and their population dynamics.Rice Genetics pp.3-14"を発表した。一方データの収集整理の面ではNEC社製パーソナルコンピューター式(PC-9801VM2及びデータベース管理用デスクとソフト)を導入し、原著論文に発表される関係資料とデータを入力している。昭和62年度後半ではこれらのデータベースと理論を有機的に利用し研究を進める予定である。

  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] Fuerst,P.A.: Zoo Biology. 5. 171-179 (1986)

  • [文献書誌] Maruyama,T.: Nucl.Acids.Res.14. 151-197 (1986)

  • [文献書誌] Imai,H.T.: Amer.Naturalist.128. 900-920 (1986)

  • [文献書誌] Gojobori,T.: Mol.Biol.Evol.3. 156-167 (1986)

  • [文献書誌] Nei,M.: Mol.Biol.Evol.3. 418-426 (1986)

  • [文献書誌] Horai,S.: Jpn.J.Genet.61. 271-275 (1986)

  • [文献書誌] Gojobori,T.: FEBS Lett.208. 231-235 (1986)

  • [文献書誌] Morishima,H.: Rice Genetics. 3-14 (1986)

  • [文献書誌] K.Yonezawa: New Frontiers in Breeding Reseaches. 575-584 (1986)

  • [文献書誌] Sato,Y.: New Frontiers in Breeding Researches.185-193 (1986)

  • [文献書誌] Yonezawa,K.: Japan.J.Breed.36. 262-273 (1986)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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