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1987 年度 実績報告書

超大量増殖がウリミバエの配偶行動に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 61480049
研究機関琉球大学

研究代表者

岩橋 統  琉球大学, 農学部, 助教授 (90128471)

キーワードウリミバエ / 長時間交尾 / 再交尾
研究概要

1 ウリミバエの長時間交尾と再交尾
ウリミバエは日没から日の出まで12時間以上交尾する. そこでまず, 交尾のどの段階でメスに精子が移送されるかを調べるため, 交尾時間を人為的に操作し, 卵のふ化率を調べた. その結果, 0分から20分までの交尾では卵はふ化せが, 30分以上となると時間と共にふ化率が増した. そして, 交尾時間が60分に達すると卵のふ化率は90%以上となり, 交尾時間を操作しなかった対照区のふ化率と同じになった. このことから, ウリミバエでは卵をふ化させるだけなら1時間の交尾で十分であることが分かった.
そこで, 2時間以上の交尾がどの様な意味を持つのかを明らかにするために, 交尾時間とメスの再交尾との関係を調べた. その結果, メスの再交尾率は交尾時間とともに減少した. このことより, ウリミバエにおける長時間交尾は「メスの再交尾を阻止するためのオスの戦略である」と考えられた.
2 ウリミバエに見られた二つの型の配偶行動と交尾成功
野生メスに野生オスと大量増殖オスが遭遇した後の配偶行動の連鎖を網室で観察した結果, オスが A:一定時間の翅振動を行った後にメスにマウントを試みる場合(A型)と, B:翅振動をせずにいきなりマウントを試みる場合(B型)があることが分かった.
大量増殖オスが, B型の配偶行動をとった場合には, オスはある程度の交尾成功を得た. しかし, 大量増殖オスがA型の配偶行動をとった場合には, オスはまったく交尾できなかった. 一方, 野生オスではA型でもかなりの割合で交尾成功に至った. 以上の結果より, メスはオスが発する翅音によりオスを識別しているものと考えられ, 今後はオスの翅音を解析することが重要であることが明かとなった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Appl.Ent.Zool.

  • [文献書誌] 宮武貴久;岩橋統;日比野敬: 応動昆.

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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