研究課題/領域番号 |
61480223
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
衛藤 義勝 慈恵医大, 医学部, 助教授 (50056909)
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研究分担者 |
井田 博幸 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90167255)
田原 卓浩 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80159029)
金本 由利恵 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80130160)
豊田 茂 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90110931)
伊藤 文之 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10057010)
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キーワード | 脳変性疾患 / アリルサルファターゼ / サイコシン / Krabbe病 / 神経細胞培養 / リポゾーム |
研究概要 |
異染性脳白質変性症、Krabbe病、AdrenoleuKodysfrophy等の遺伝性脳白質変性症は若明な胱髄を来す。これら疾患の病因並びに病態の解明の為に以下の研究を行った。(1)遺伝的解析=異染性脳白質変性症の病因特に遺伝子レベルでの解明の為にアリルサルファターゼAをヒト肝より精製し家兎で免疫し抗体を作成した。この抗体を用いて現在クローニングC-DNAを行っている。(2)脳変性疾患の一つであるセロイドリポフスチノーシス患者組織に於て本疾患の病因を解析する為プロテアーゼ活性並びに異常蛋白組成を検討しかくとも本症の病因として蛋白代謝異常症は否定的であった。(3)培養神経細胞を用いてKrabbe病の胱髄の病因としてサイコシンが重要な役割を果しており分離した神経細胞に於てよりもグリア細胞に隣寄が著るしいことを明らかにした。(4)Chicleu embryoを用いてのミエリン脂質生合成を【^(14)C】ガラクトースを用いて検討し種々のホルモンがミエリン脂質の合成に重要であることを明らかにした。(5)Krabbe病の動動モデルであるtwitclierマウスを用いて種々の化学組成を持ったりポゾームにβ-ガラクトシダーゼを乞埋して本モデルマウスの治療の試みた。ホラ貝由来のβ-ガラクトシダーゼがセレブロシドを分解することを明らかにした。又蓄積したセレブロシドが分解されることも同時に明らかにした。又脳障害を治療する為にロリポゾームが脳に入ることが必要とされるがマンノース由来のリポゾームが脳内に入ることを明らかにした。
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