研究概要 |
カテコラミンの測定器を昭和61年11月に購入し,分裂病患者に電気ショックを行う前後のノルエピネフリンの濃度を測定した. その結果を昭和62年9月に行われたFifth Asean Congress of Anaesthesiologists,昭和62年11月に行われた第7回日本臨床麻酔学会で発表したが,電気ショックによりエピネフリンは有意の変化を示さなかったが,ノルエピネフリンは有意に上昇した. 動物実験を行い,オレイン酸注入肺不全家兎を作成した. 肺不全生成過程におけるカテコラミン濃度の推移を測定し,「Norepinephrine Concentration in Lung Edema」の論文にまとめTohoku Journalに投槁中である. さらに現在は 家兎の腎動脈を結紮し腎不全モデルを作成,これにオレイン酸を注入し肺不全を作り,肺・腎不全家兎のカテコラミン・キシロカインの薬動力学的消長を検討している. 昭和62年に購入したミナト社製オートスパイロメータは挿管中の患者に対し呼吸機能が測定可能なようにアタッチメントを付け, 集中治療部入室重症患者の呼吸機能を測定している.
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