研究分担者 |
笠井 剛 山梨医科大学, 医学部, 助手 (20194699)
吉田 孝二 山梨医科大学, 医学部, 助手 (60166949)
小池 憲章 山梨医科大学, 医学部, 助手 (00161836)
木下 俊彦 山梨医科大学, 医学部, 講師 (90186289)
安水 洸彦 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (80107705)
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研究概要 |
1.単クローン抗体を用いた酵素免疫学的方法による人子宮内膜エストロゲン受容体の測定法の検討:酵素免疫学的測定法(EIA)法を用いて測定したヒト正常子宮内膜の細胞質ER(ERc)および核ER(ERn)値をゲル瀘過法によって同一組織で同時に測定した値とを比較した結果,両測定法によるレセプター値(濃度)はよく相関し,ERc,ERnおよび総値の相関係数は,それぞれ,0.950,0.908及び0.950であった. 2.ヒト子宮内膜細胞細片におけるエストロゲン受容体の免疫組織化学的証明の検討:子宮内膜のER量を,治療前に免疫織化学的に検出する方法を検討した. キュレッテージで採った内膜組織細片を,スライドグラス間に挾んで軽く圧し,このスライドグラスを固定後,所定のPAP法で免疫染色した. 一定の条件下で,バックグランドは着手せず明瞭な陽性染色が得られた. 3.単タローン抗体を用いた人子宮内膜プロゲステロン受容体の測定: 1)プロゲステロン受容体の固相法による酵素免疫学的測定法の検討ー特に緩衝液と吸着の影響. 固相法による酵素免疫学的測定法(EIA)キットによるプロゲステロン受容体(PR)の測定に及ぼす要因について,種々の検討を加えた結果,受容体試料の作製時の緩衝液に1%BSAに加えた溶液で検量線・試料を希釈することにより緩衝液の影響なく測定できることがわかった. 2)EIA法とゲル瀘過法値. 種々の状態のヒト子宮内膜で,EIA法とゲル瀘過法で測定されたプロゲステロン受容体値は両者で相関することが分った.
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