研究概要 |
1.再発防止について (1)高感度hCG測定系を利用した絨毛癌寛解規準を設定し, 再発防止につとめている. 現在, 寛解導入後の, 維持療法症例を重ねている. (2)絨毛性疾患における腫瘍マーカーとして, hCG以外の分泌ホルモン(例:ステロイドホルモン)の測定を重ね, データを得つつある. これを腫瘍マーカー研究会で発表した. (3)再発を操りかえした患者の肺転移巣より, 新たに絨毛癌株と樹立した. 現在, この細胞株の性状を分析している. 2.縮小した腫瘍の再増殖について (1)絨毛癌細胞が産生している胎盤状アルカリフォスファターゼに対するモノクローナル抗体IgGクラスの作成に成功し, この抗体の特異性と, この抗体を使用してのassary系を日本産科婦人科学会に発表予定である. (2)絨毛癌の合泌するhCGは, wholc hCGに対して, freeーβーhCGの割合が高いことを見い出し, J.Clin Fndcdin Matabに発表した.
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