研究概要 |
我々は牛歯肉にある3種のコラーゲナーゼ・インヒビターのうちの一つ、コンカナバリンAに結合しない分子量23,000のインヒビターのcDNAのクローニングを目指しているが、このインヒビターの抗体を得る為の牛歯肉の入手に困難を来たしている。 その為、やむを得ず目下このインヒビターの精製法を改善して、その収量の増加を検討して来た。粉末化の改良及びクロマグラフィーの改善等により、従来牛60頭からの180g歯肉から約50μgの精製インヒビターを得て来たが、現在同量の歯肉から約120μgが得られる様になった。 この方法で、材料歯肉が集り次第、予定通り抗体作製,cDNAライブラリーの作製,cDNAのクローニングへと進みたい。
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