研究課題/領域番号 |
61480453
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
中川 功哉 北海道大学, 教育学部, 教授 (50001798)
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研究分担者 |
森谷 潔 北海道大学, 教育学部, 助教授 (40000939)
須田 力 北海道大学, 教育学部, 助教授 (90091470)
室木 洋一 北海道大学, 教育学部, 教授 (40000624)
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キーワード | 血圧 / 常温下持久性運動 / 冷気下持久性運動 |
研究概要 |
本研究は本道に於ける気候特徴と生活、運動活動と体力・健康に関する実態を広く探り、特に寒冷下の望ましい運動処方を実験的に究明することを目的とし、初年度(昭和61年度)はアンケート調査(道内4地域、男女932名)による生活、運動実態と体力・健康問題について検討し、総体的に疾患は腰痛、高血圧、糖尿病(男子)、腰痛、歯疾患、貧血(女子)が高率であり、50歳代で一段と多くなることが把握された。第2年度(昭和62年度)は軽度・中等度強度の持久性運動を、常温下及び冷気下で行い、生理機能の反応特徴を検討し、常温下と冷気下(13℃)で血圧反応に目立った特徴はなく、この低温では放熱に有利に作用することも考察された。 本年度(昭和63年度)はその1として、アンケート調査(昭和61年度)について睡眠の状況、疲労の状況、疾患の状況、運動の状況等のクロス分析を行い検討している。その2として、前年度と同様、軽度・中等度強度の持久運動を常温下、冷気下(9℃〜10℃)で行い、血圧、呼吸数、心拍数、脈波、皮膚温(前額)等の生理反応特徴を男子30歳代、40歳代8名について検討し、現在分析中である。本年度は前年度の冷気下の持久性運動に続く、常温下運動と0℃〜5℃位の寒冷下運動の血圧反応を中心とする生理反応比較を計画したが、例をみない異常暖冬のため、前年度の追試験となった。
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