研究課題/領域番号 |
61480486
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
麦島 秀雄 日本大学, 医学部, 講師 (80183648)
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研究分担者 |
市川 正孝 日本大学, 医学部, 助手
陳 基明 日本大学, 医学部, 助手
鈴木 孝 日本大学, 医学部, 助手
高橋 英夫 日本大学, 医学部, 助手
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キーワード | 神経芽細胞腫 / 自家骨髄移植 / Magnetic-Immunobeads法 / 腫瘍細胞除去法 / N-myc遺伝子 |
研究概要 |
昭和61年度に確立したMagnetic-Immunobeads処理技術を用いてさらに症例を増やし、計11例の症例にpurgingを施行した。内2例は処置骨髄を使用することが患児の状態から不可能であった。この為、9症例について経時観察中である。 前年度も報告した様に骨髄塗抹標本についてライトギムザ染色法で腫瘍細胞が確認できない症例9例中6例に本法を用いる事により腫瘍細胞が確認されており本法は有益な出法であることが改めて確認できた。 又N-myc遺伝子について腫瘍細胞からDNAを抽出し制限酵素(E_<10>RI)を使用しSouther blotting法で検討したが検索した6例中1例のみが陽性であったにすぎず、当所予定していた再発及び予後との関連については症例数がすくない為今回の検討では結論は得られなかった。又骨髄血中の腫瘍細胞を回収しトリプシン処理後同上の方法でN-myc遺伝子について検討したが陽性例は認められなかった。 現在までの臨床経過は1例を除いて極めて良好である。
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