• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1988 年度 実績報告書

人間の精神活動における瞳孔お大きさと各種生体情報との相関に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61490011
研究機関東京工業大学

研究代表者

清水 康敬  東京工業大学, 教育光学開発センター, 教授 (10016561)

研究分担者 前迫 孝憲  東京工業大学, 工学部, 助手 (00114893)
坂元 昂  東京工業大学, 工学部, 教授 (00016338)
キーワード瞳孔面積 / 生体情報 / 注視点 / 視覚 / バイオフィードバック
研究概要

人間の瞳孔面積が明るさによって変化することはよく知られているが、明るさが一定であっても心理的な精神活動によって変化する。本研究グループでは、時々刻々変化する瞳孔面積の時間的変化を測定するために、瞳孔面積自動測定装置を開発し、精神活動よる瞳孔面積の変化を調査してきた。そして本研究では、多くの被験者に各種のパターンを提示し、その時の瞳孔面積変化および各種の生体情報の変化から、人間の興味・関心との関係を明らかにすることを目的とした。
今年度は継続研究の最終年に当たるので、これまでの継続研究に加えて研究成果のまとめを行った。まず瞳孔面積は明るさによっても変化するので、その影響を除いて精神的変化分のみを抽出する方法を確立した。すなわち各種パターンを同じ明るさで提示した後、同じパターンを明るさを変えて提示し、両者の瞳孔面積比からパターンに対する興味と明るさの因子に分解した。この結果はテレビ番組等の動画像の評価に使えるものと思われる。また瞳孔変化に関連して、注視点移動についても検討した。そして瞳孔の面積変化と他の生体情報との関連を調べるために、パターン提示時や音環境を変えた場合の脳波を測定し周波数分析を行った。しかし脳波と瞳孔面積変化の関係については今後の課題となった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 中山実、前迫孝憲、清水康敬: 科学教育研究. 12.3. 90-97 (1988)

  • [文献書誌] 前迫孝憲、清水康敬: 電子情報通信学会論文誌. J71-A.12. 1-6 (1988)

  • [文献書誌] 中山実、エリザベス・P.ジャヒア、山本博巳、清水康敬: テレビジョン学会誌. 42.8. 846-849 (1988)

  • [文献書誌] 中山実、清水康敬: 電子情報通信学会春季全国大会. 1-171 (1988)

  • [文献書誌] 中山実、清水康敬: 日本音響学会講演論文集. 377-378 (1988)

  • [文献書誌] 中山光幸、清水康敬: 電子情報通信学会春季全国大会. (1989)

  • [文献書誌] 清水康敬 編: "こどもに目をみはらせる授業" ぎょうせい, (1988)

URL: 

公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi