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1986 年度 実績報告書

分散型情報処理システムとしての情動の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61510028
研究機関北海道大学

研究代表者

滝川 哲夫  北海道大学, 文学部, 助教授 (30098503)

研究分担者 真弓 麻実子  北海道大学, 文学部, 教務職員 (00142670)
中川 正宣  北海道大学, 文学部, 助手 (40155685)
寺岡 隆  北海道大学, 文学部, 教授 (70000552)
キーワード分散型情報処理 / 葛藤解消 / 階層的知識
研究概要

本研究の主要テーマとして、マイクロ・コンピュータ(PC+980+NC68000)上に小規模の知識ネットワークの中核部分を作成した。本年度においては、情動の問題解決的側面に直接間係する知識は塔載できなかったが、必要不可欠な制御構造として、矛盾した知識項目間の葛藤解消過程を模擬するプロセスを実現した。これは心理学的調査によって得られた。以下の4種に要約された葛藤解消のモデルに基づいて、SMALLTAEK-80の持つ階層構造によって表現したものである。なお、本研究では葛藤を次のように新たに定義した。まず、共に達成する必要があると判断された2つ(以上)の目標が存在すると認められ(連言的目標群)、かつそれらの目標が連立不能(行動的、構造的)と判断されること[これを強葛藤と名付けた]。次に、複数個ある相互排他的(行動的、構造的)目標のうち、いずれかを達成しなければならないと判断され(選言的目標群)、かつ目標が実現されたときの評価が予測できないと判断されること[これを弱葛藤と名付けた]。
この状況では、複数個の目標が設定され、目標間相互関係の判断(目標-手段、目標-下位目標の知識)が得られたのち、(1)無関係知識として、αが成功することは、βの成功・失敗とは無関係である場合。すなわち、αとβとは、共に成功することもあれば失敗することもある。(2)含意知識として、αが成功すれば必ずβが成功することになる場合。(3)前提知識として、αが失敗すれば、必ずβが失敗する、すなわち、βを成功させるためには、αを成功させなければならない。(4)排他知識として、αが成功すれば、必ずβが失敗する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 瀧川哲夫: Hokkaido Behavioral Science Report.

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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