• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1986 年度 実績報告書

わが国における戦後の企業会計制度形成史の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61530084
研究機関早稲田大学

研究代表者

新井 清光  早稲田大, 商学部, 教授 (30063358)

キーワード企業会計 / 企業会計法 / 企業会計制度 / 商法計算規定 / 財務会計
研究概要

1 企業会計制度の形成史に関する文献の収集・整理・分析を行った。この過程で、戦後の企業会計制度は、アメリカの会計思想及び会計慣行を採り入れた企業会計原則を軸に形成されたこと、とくに商法および法人税法ならびに公会計基準(関係法規を含む)が企業会計原側を大幅に採り入れたことを文献的に考証した。もっとも、このような企業会計原則の制度的指導性は、昭和36年の商法改正及び商法計算書類規則の制定を契機として急速に低下し、商法の制度的優位性がとみに強まってきており、このことについても各種の文献・資料等によって考証した。2 研究代表者・新井は、日本会計研究学会の特別委員会(「企業会計原則と商法計算規定の研究
)の委員長として、昭和61年9月から、企業会計原則の歴史、その評価、その見直しの必要性等について共同研究を行っているが、この研究も本科学研究費補助金による研究ときわめて密接に結びついており、非常に有意義なものとなっている。例えば、企業会計原則と商法との関係、企業会計原則と証券取引法との関係、会計規定に関する商法と証券取引法との関係などを制度史的に研究するうえで、上記の特別委員会における共同研究は非常に有意義であり、関係学者等から貴重な意見を聴取した。3 本年度は、早稲田大学本部図書館、同法学部及び商学部教員図書室における関係文献・資料の調査を行い、主要なものについては複写のうえ製本・ファイルを行った。なお、福島大学経済学部に出張し、同様の作業を行った。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 新井清光: 会計. 129巻5号. 1-13 (1986)

  • [文献書誌] 新井清光: 会計. 129巻6号. 87-105 (1986)

  • [文献書誌] 新井清光: 税経通信. 42巻1号. 33-37 (1987)

  • [文献書誌] 新井清光: 早稲田商学. 322号. 1-31 (1987)

  • [文献書誌] 番場嘉一郎,新井清光 編著: "公益法人会計" 中央経済社, 323 (1986)

  • [文献書誌] 新井清光: "商法監査の論点" (社団法人)商事法務研究会, 198 (1986)

URL: 

公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi