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1986 年度 実績報告書

代数体および局所体上の整数論にあらわれる特殊関数の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61540068
研究機関立教大学

研究代表者

遠藤 幹彦  立大, 理学部, 教授 (40062616)

研究分担者 藤井 昭雄  立教大学, 理学部, 助教授 (50097226)
荒川 恒男  立教大学, 理学部, 助教授 (60097219)
本田 欣也  立教大学, 理学部, 教授 (20062440)
キーワードP進解析関数 / リーマンゼータ関数 / クロネツカー極限公式 / ジーゲル保型形式 / 概均質ベクトル空間 / 量指標のL-関数
研究概要

局所数体上のP進関数に関しては、¢pの有界領域上で定義された解析関数の一様収束極限がまた解析関数になることを証明し、これを使って連続関数の解析性に関する若干の知見を得た。
リーマンゼータ関数のゼロ点の分布および上半平面上の2乗可積分関数の空間に作用するラプラシアンの固有値の分布のある特性を明らかにした。特にその分布の一様性の顕著な性質を明らかにした。また2次無理数αから定義されるゼーター関数
【∞!Σ!(n=1)】({αn}-1/2)/【n^s】
の特性をしらべKronecker limitformulaを得た。とくに定数部分が実2次体上のアーベル拡大を生成すると考えられる関数と深くむすびついていることを示した。あるn次のジーゲル保型形式の空間【@_k】(Γn(p))に、有限群Sp(n,Fp)が自然に作用して得られるSp(n,Fp)の表現μkの跡公式に於るcentral unipotentな元の寄与を、対称行列のなす概均質ベクトル空間のLerch型ゼータ関数、L-関数などの負整数点での特殊値で表示した。特に、n=2の場合には、それらの特殊値を、coneのzeta関数に関する、佐武先生-栗原氏の方法、および若干の独自の工夫を用いて、explicitに与えた。
実2次体の量指標のL-関数について、そのある特殊値を、一般のエータ関数のS=0での極の留数を用いて表示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 荒川恒男: 数論研究集会報告集(長崎大学教養部). 24-34 (1986)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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