• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1986 年度 実績報告書

トリスタン領域での素粒子現象論

研究課題

研究課題/領域番号 61540216
研究機関高エネルギー物理学研究所

研究代表者

小林 誠  高エネ研, その他, 教授 (90025453)

研究分担者 大川 正典  高エネルギー物理学研究所, 物理研究系, 助手 (00168874)
湯川 哲之  高エネルギー物理学研究所, 物理研究系, 助教授 (20110091)
清水 韶光  高エネルギー物理学研究所, 物理研究系, 助教授 (20011744)
菅原 寛孝  高エネルギー物理学研究所, 物理研究系, 教授(主幹) (70015767)
キーワードトリスタン / クォーク / ゲージ理論 / 超対称 / 輻射補正
研究概要

トリスタン加速器による電子・陽電子衝突の本格的実験を来年度にひかえ本研究課題では電子・陽電子衝突の基本的な反応過程、種々の物理の検証の可能性、関連する諸問題について研究を行った。
トリスタン領域の物理の課題は多岐にわたるが、今年度にとり上げた課題は以下の通りである。
トリスタンの主要な目的の一つはトッポニウム(トップ・クォークとその反粒子の束縛状態)の探索であるが、萩原等は重いクォーコニウム状態のQCDによる精密な計算を行った。
超対称性は今日の理論を構築する上での重要な指針となっているが、その実験的検証はまだ無く、重要な課題である。超対称な理論では、トップ・クォークの超対称パートナーであるスカラー・トップ粒子がトリスタン領域に存在する可能性が考えられる。スカラー・トップの詳しい性質が小林,日笠によって調べられた。また超弦理論に基づく現象論について検討した。
弱電磁相互作用に基づく基本的な反応については、以前より清水を中心にして輻射補正の計算を進めて来ていたが、【e^+】+【e^-】→【e^+】+【e^-】の過程に引きつづき、【e^+】+【e^-】→γ+γの輻射補正の計算を行った。
またこの研究の一環としてファイマン図の計算機による生成、計算の開発を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] K.Hagiwara 他: Zeitschrift f【u!¨】r Physik C. 33. 135-150 (1986)

  • [文献書誌] K.Tobimatsu 他: Progress of Theoretical Physics. 75. 905-913 (1986)

  • [文献書誌] J.Fujimoto 他: Progress of Theoretical Physics. 77. 118-131 (1987)

  • [文献書誌] N.Brown 他: Nuclear Physics B.

  • [文献書誌] T.Kaneko: Computer Physics Communications. 43. 279-295 (1987)

URL: 

公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi