研究概要 |
境界面におけるソリトン反射の制御: 媒質が不連続に変化する境界面によってソリトンは散乱され, 反射波と透過波に分裂する. 我々は第2のソリトンを送り出すことにより反射波の制御が可能であることを見い出し, 数値計算により反射波をほゞ消去できることを示した. 2.電圧の反転に対し対称な回路におけるソリトン伝播の制御: 電圧の反転に対し対称な電気回路を作製し, 正負両極性のソリトンが安定に伝播することを実験的に示した. この回路に, 制御回路を取り付け, ソリトンの伝播をON-OFF制御できることを確かめた. 3.不均一系の包絡ソリトンとその振幅制御:不均一系の包絡ソリトンを記述する非線形Schr〓dinger方程式とその解から, 不均一の利用によりソリトンの振幅の制御, ソリトンの短パルス化の可能性を示した.
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