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1986 年度 実績報告書

地球からの電磁放射と伝搬に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61540309
研究機関東京電機大学

研究代表者

橋本 弘蔵  東京電機大, 工学部, 助教授 (80026369)

キーワードレイトレイシング / DE-1 / Zモード / グラフィッ端末 / 偏波 / 静電波 / 電磁波
研究概要

1.静電波および電磁波の二つのモードを同時に扱えるホットプラズマ中のレイトレイシングに関しては、赤道付近での静電サイクロトロン波の伝搬や、非熱的連続放射への変換の可能性を検討するために応用された。これらの成果は論文にまとめられ、近ゝ出版される。
2.パーソナルコンピュータを用いたグラフィック端末を本学の大型計算機用に作成した。これは、プログラムの作成支援のためのスクリーンエディタの機能と、計算結果等のグラフィック表示機能等を有しておりり、効率の良いソフトウェア開発が行えるようになった。これは、次に述べる解析にとって、有効であった。
3.米国のアイオワ大学との共同研究として、DE-1衛星で観測されたZモード波の解析と、レイトレイシングによる観測結果の解釈を行ってきた。
(1)衛星の掃引受信機(SFR)による波動のスペクトルおよび偏波の観測結果をもとに、モードの同定、観測点の統計等を行った。主な特徴としては、かなり広範囲で受信されていることが挙げられる。
(2)Zモード波のレイトレイシングを行った。現在のところ、プラズマキャビティ内から、プラズマ周波数の近傍で波が放射されていると仮定すると観測結果と良く合う。サイクロトロン周波数を仮定すると、すぐに減衰してしまって、合わない。
(3)今後は伝搬方向をも含めて、観測結果とレイトレイシングとの比較を行なってゆく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Hashimoto;K.Yamaashi;I.Kimura: Radio Science. (1987)

  • [文献書誌] K.Yamaashi;K.Hashimoto;I.Kimura: Memoirs of National Institute of Polar Research. (1987)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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