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1986 年度 実績報告書

ミトコンドリア核様体の状態変化とその遺伝子の分配・組替え機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61540488
研究機関山口大学

研究代表者

三戸 信人  山口大, 理学部, 教授 (80007062)

研究分担者 宮川 勇  山口大学, 理学部, 助手 (50136165)
キーワード酵母 / ミトコンドリアDNA / ミトコンドリア核様体の状態変化 / ミトコンドリア遺伝子の分配・組換え / 突然変異の誘起 / 細胞融合 / 制限酵素処理
研究概要

1.ミトコンドリア(mt)DNA突然変異株の誘導分離
酵母Saccharomyces cerevisiaeの栄養細胞を、He-Neレーザー光,Mn【Cl_2】,エチジゥムブロミド(EB),紫外線等で処理し、呼吸欠損突然変異の誘導・分離を試みた。前2者の処理では誘導に成功しなかったが、後2者の処理で多数の変異株をえた。胞子については、引続き次年度に検討を行う。
2.変異株の性状の解析
(1)EB処理による変異はmt性と推定されるが、その遺伝学的確認は次年度に行う。UVによる変異は主として細胞核性と推定されるが、その遺伝学的確認は次年度に行う。
(2)栄養生長においてカタボライト抑制下にある誘導期,第1対数期と非抑制下にある第2対数期,定常期の細胞について、mt核様体の形態をDAPI染色により観察した。mt核様体の分散・統合に著るしい変化を示した株、10数株を選抜した。これらについて、下記3の解析を行った。
(3)接合型転換能,胞子形成能等に対するmt遺伝子の影響については、無核ミニ細胞のプロトプラストとrho゜プロトプラストの融合実験等により検討中である。
3.mtDNAの分離解析
変異株等のプロトプラストからの、又は、whole cellからのmtDNA分離を行い、制限酵素処理後、電気泳動を行った結果、從来の研究室保存株とは異なるmtDNA断片のプロフィルがえられた。引続き、mt核様体の状態変化との対応を検討中である。次年度には、クローン化を行って分析する。

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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