研究概要 |
これまで6月から9月までのトウダイグサ科植物の花期に合わせて主として研究材料の採集固定と研究資料の調査を行ってきた。その結果、研究材料に関しては、トウダイグサ属4種(トウダイグサ,ニシキソウ,ナツトウダイ,ハギクソウ),エノキグサ属1種(エノキグサ),コミカンソウ属1種(コミカンソウ)の計3属6種を採集固定を完了し、ほぼ予定通りの材料を確保することができた。これらの材料のうち初期に採集したものについては、位相差像による珠皮の発生の解析のため、材料を透明化するテクニックについて予備的作業も行ってきた。これについても、ほぼ満足のゆく結果が得られている。 従って、研究はまだ半ばだが、これまでの間に研究材料,資料,テクニックの点で、今後一定期間内に遂行可能な準備を整えることができた。
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