研究課題/領域番号 |
61550314
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
船木 俊彦 阪大, 工学部, 助教授 (90029174)
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研究分担者 |
橋本 聖史 大阪大学, 工学部, 助手 (50183554)
富田 康光 大阪大学, 工学部, 助教授 (30029251)
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キーワード | 航洋双胴船 / 結合甲板 / 波浪衝撃 / 動的強度 / 衝撃疲労 |
研究概要 |
航洋双胴船の波浪中での船体運動を解析して、双胴船のデッキにスラミングが生じる海象状況を把握した。次に、双胴船モデルの水面落下試験を行なった。本試験では結合デッキの剛性並びにその固有振動数を変化させている。従来の剛体モデルの水面落下試験では得られなかった水面との接触部の剛性並びに固有振動数が衝撃水圧に及ぼす影響を定量的に求めた。また、衝撃荷重を推定するために、数学的モデルを考案し、結合デッキの剛性並びに減衰が衝撃荷重の大きさ並びにその時刻歴に及ぼす影響を検討した。さらに、構造部材(板及び染について)の弾性衝撃応答を理論的に解折するプログラムを作成した。双胴船モデルの水面落下試験から得られた衝撃圧力の波形を用いて構造部材の弾性衝撃応答解析を行った。その結果、航洋双胴船の結合デッキが波浪中で受けるスラミングによる構造応答は、衝撃圧力に比べて若干の時間遅れはあるものの、準静的応答で充分良い精度で近以できることを明らかにした。
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