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1986 年度 実績報告書

3次元応力下の粘土の弾・粘塑性構成モデルとその応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61550355
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

中井 照夫  名古屋工大, 工学部, 助教授 (00110263)

研究分担者 松岡 元  名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (90027277)
キーワード粘土の構成公式 / 時間依存性 / クリープ / 応力緩和 / ひずみ速度効果 / 非排水せん断 / 部分排水せん断 / 三軸圧縮・伸張
研究概要

本年度の研究実績は以下の様に要約される。
1.すでに提案している力学量tijを用いた粘土の弾塑性モデル(tij-clay model)に関口による非定常流動曲面型の粘塑性理論を組合せることにより、時間効果特性を含めた一般的な3次元応力下の粘土の構成モデルを開発した。このモデルでは一般性を大切にしているだけでなく、その土質パラメーターが容易に決められるように留意し実際問題へ適用しやすくしている。
2.三軸圧縮・伸張試験機および平面ひずみ試験機を用いて粘土の定ひずみ速度せん断試験や応力緩和試験を非排水および排水条件下で行い3主応力下の粘土の応力〜ひずみ〜時間関係を実験的に調べるとともに、提案モデルの妥当性を検証した。なお、これらの要素試験を精度よく行うため三軸・平面ひずみ自動制御・計測システムを試作した。
3.提案モデルを有限要素法解析プログラムに組込み、時間効果特性だけでなく間隙水圧の消散の遅れによる地盤の変形の時間依存性を考慮した応力・変形解析プログラムを作成した。
4.実際の盛土基礎地盤等が部分排水条件にある場合が多いことを考え、応力の載荷速度を変化させた(盛土の載荷過程を近似的にシミュレーションするため)部分排水試験とそのの有限要素解析を行い、実験室レベルでモデルと解析法の適用性をチェックした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 中井照夫,都築顕司: 第21回土質工学研究発表会. 1. 467-470 (1986)

  • [文献書誌] 都築顕司,中井照夫: 第41回土木学会年次講演会. 3. 305-306 (1986)

  • [文献書誌] 中井照夫 他: 第22回土質工学研究発表会. (1987)

  • [文献書誌] T.Nakai;K.Tsuzuki: Proc.of 6th Int.Conf.on Numerical Method in Geomechanics. (1988)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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