研究概要 |
61年度はわが国の大手炭鉱で現在も稼働中の三井三池,北海道炭礦汽船,および昭和61年10月ついに閉山した三菱高島炭砿において会社施設部・営繕課などより社宅および厚生施設の図面を収集した。また三菱崎戸砿においてすでに図面の紛失した炭筋コンクリート社宅の実測調査を行った。 上記の図面を論文に掲載できるように作図・スミ入れを行うとともに、貴重な図面はマイクロフイルムにおさめて整理した。 以上によって明治20年代から昭和40年代までの主要炭鉱の歴史的資料の大筋を把握できたので、日本建築学会論文報告集に昭和61年7月と10月に論文をまとめて投稿した。また62年4月および6月にも投稿を予定している。 また西日本工業大学の紀要には昭和62年3月に高島町の鉄筋コンクリート炭鉱住宅の成立過程につ頭て報告を行った。
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