本年度の研究実施計画 1.前年度までの成果をさらに詳しいリストの形にまとめる。 2.海外から届いた文献資料、マイクロフィルムの焼付整理。 3.建築書の成立についての資料整理 4.建築書の目録作成のための資料整理 前年度の成果の上にさらに新しい資料を加えて、調査を続行するとともに、今年度はもっぱらまとめと報告書印刷刊行のためにあてられる。 1.以上の作業に基づいて、建築書の成立に関する記述を行う。 2.以上の作業に基づいて、建築書の目録を作成する。 3.報告書の印刷刊行。 以上の調査研究の作業は、おおむね順調に予定通り進行しているといってよい。ただし、建築書の数は思いの他多く、とりあえず、コンピュータ処理の必要を感じ、試行的に、カード型ソフトによる情報処理を導入したために、最終的なまとめの段階で、手間どる結果になった。したがって報告書の印刷刊行はいく分の遅れが出てくることにならざるを得ない。とはいえ、当実績報告書から大はばに遅れるものではないことを付言しておく。そのような結果になったのは、一つには当初おさえておいた主要な建築書の数30余りから、周辺領域をも若干含めて、現在コンピュータ入力されている数が300余りとなっていることにもよっている。結果的に、格段に充実した内容となることはいうまでもない。しかしながら、人件費、印刷刊行費など、多額な出費をよぎなくされてきたことを併せて報告しておくべきだろう。
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