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1986 年度 実績報告書

W/Oマイクロエマルションを利用する超微粒子の調製とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 61550604
研究機関東京理科大学

研究代表者

今野 紀二郎  理科大, 工学部, 助教授 (10084386)

研究分担者 神鳥 和彦  東京理科大学, 工学部工業化学科, 助手 (70177765)
キーワード超微粒子 / シリカ / W / Oマイクロエマルション
研究概要

最近、W/Oマイクロエマルションを利用して、コロイド粒子の調製する試みが注目されている。本研究では、ポリオキシエチレンノニルフェニルニエーテル(オキシエチレン基数:6)(NP-6)/アンモニア水溶液/シクロヘキサン系W/Oマイクロエマルションを利用して、テトラエチルオルトシリケート(TEOS)の加水分解反応によりSi【O_2】粒子の調製を試みた。先ず、NP-6/シクロヘキサン溶液におけるアンモニア水溶液の溶解状態を調べた。その結果、可溶化領域は無色及び青色透明領域に分れたが、Si【O_2】粒子の生成は無色透明領域でのみであったが、粒子は単分散で、かつ球状で直径で200〜600【A!°】の範囲内にあった。そこで、NP-6に対する水及びアンモニアのモル比(それぞれRw及び【R_A】と略記)を変えて、粒子の収率の時間変化を調べた結果、すべて150時間で100%に達した。
【R_A】一定でのRwによる粒子変化は、いずれの【R_A】においてもRwが増すにつれて粒径は減少した。一方、Rw一定の系ではRw=15の場合のみ、粒径の【R_A】依存性がみられなかったが、その他の系では【R_A】が増すにつれて増大する傾向を示した。
そこで、これらの系における粒子の生成機構を調べるために、反応時間による収率、粒径変化から活性剤溶液の単位体積中に含まれる粒子を算出した。その結果、粒子数は反応時間に依存せず一定であった。このことから、粒子の生長は反応初期に生成した結晶核へケイ酸が時間とともに縮重合する過程であることがわかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 神鳥和彦,今野紀二郎: J.Colloid Interface Sci.,. (1986)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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