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1988 年度 実績報告書

W/Oマイクロエルションを利用する超微粒子の調整とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 61550604
研究機関東京理科大学

研究代表者

今野 紀二郎  東京理科大学, 工学部, 助教授 (10084386)

研究分担者 神鳥 和彦  東京理科大学, 工学部, 助手 (70177765)
キーワードW / OCマイクロエルション / 単分散コロイド粒子 / 無機超微粒子 / 複合超微粒子 / 半導体超微粒子
研究概要

1.W/Oマイクロエルション形成: 先ず、ポリオキシエチレン(5,6,7,8)ドデシルニエーテル(DP-5,6,7,8)1炭化水素液体系における水の可溶化状態図を作成し、活性剤に対する水のモル比の関数として、密度、光散乱、ESR測定からの水の溶存状態を調べた。マイクロエルションは、シクロヘキサン系では活性剤の種類によらず形成した。また、DP-51イソオクタン系では形成したが、他の脂肪族炭化水素液体系では形成しなかった。
2.BaTiO_3超微粒子の調製:ポリオキシエチレン(6)1ニルフェニルニエーテル1アンモニア水1シクロヘキサン系W10マイクロエルション中で、Ba(OC_4H_9)_2とTi(OC_4H_9)_4の同時加水分解反応を行った。X-線回折から、粒子はBaTiO_3(写真)であった。その大きさはアンモニア濃度に依存した。組成は、Ba/Ti=0.98であった。
3.Z_nO_2,T_iO_2超微粒子の調整と応用:ポリオキシエチレン(6)ノニルフェニルニエーテル1アンモニア水あるいは硫酸水溶液1シクロヘキサン系W/0マイクロエルションを利用して、Zn(OC_4H_9)_2及びT_i(OC_4H_9)_4を加水分解した。X-線回折から、Z_nO_2粒子は単結晶で、その大きさは、アンモニア水及び水濃度に依存した。また、蛍光スペクトル測定し、市販品と比較した。現在、オゾンの吸着実験の準備中である。一方、TiO_2粒子は非晶質で、単分散性にすぐれ、球状であった。また、その大きさは、硫酸、水濃度に依存した。現在、生成機能を検討中

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kazuhiko KANDORI,;Kijiro KON-NO,;Ayao KITAHARA.: J.Dis.Sci.& Tech. 9. 61-73 (1988)

  • [文献書誌] Kijiro KON-NO,;Masato YANAGI.: J.Colloid Interface Sci. (1989)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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