研究概要 |
1.W/Oマイクロエマルション形成: 先ず、ボリオキシエチレン (5、6、7、8) ドデシル=エーテル (DP-5、6、7、8) /炭化水素液体系における水の可溶化状態図を作成、活性剤に対する水のモル比の関数として、密度、光散乱し、ESR測定から水の溶存状態を調べた。マイクロエマルションは、シクロヘキサン系では活性剤の種類によらず形成した。また、DP-5/イソオクタン系では形成したが、他の脂肪族炭化水素液体系では形成しなかった。 2.BatiO_3超微粒子の調製: ポリオキシエチレン (6) ノニルフェニル=エーテル/マンモニア水/シクロヘキサン系W/Oマイクロエマルション中で、Bu (OC_4H_9) _2とTi (OC_4H_9) _4の同時加水分解反応を行った。X一線回析から、粒子はBaTiO_3 (写真) であった。その大きさはアンモニア濃度に依存した。組成は、Ba/Ti=0.98であった。 3.ZnOz,TiO_2超微粒子の調製と応用 ポリオキシエチレン (6) ノニルフェニル=エーテル/アンモニア水あるいは硫酸水溶液/シクロヘキサン系W/0マイクロエマルションを利用して、Zn (OC_4H_9) _2及びTi (OC_4H_9) _4を加水分解した。X一線回析から、、ZnO_2粒子は単結晶で、その大きさは、アンモニア水及び水濃度に依存した。また、蛍光スペクトル測定し、市販品と比較した。現在、オゾンの吸着実験の準備中である。一方TiO_2粒子は非晶質で、単分散性にすぐれ、球状であった。また、その大きさは硫酸、水濃度に依存した。現在生成機構を検討中。
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