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1986 年度 実績報告書

細胞融合法による昆虫病原菌の系統選抜に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61560048
研究機関東京農工大学

研究代表者

青木 襄児  農工大, 農学部, 教授 (30014905)

キーワード対昆虫強病原性糸状菌の選抜育種 / 薬剤耐性菌株の選抜 / プロトプラストの作出 / 融合 / 再生
研究概要

研究方法
昆虫に対し強病原性の糸状菌株を選抜するため、各種の昆虫から分離した15株をヒメトビウンカ及びツマグロヨコバイに対し接種試験を行った。また、薬剤耐性株を選抜するため、各種除草剤添加培地に菌を培養し、耐性株の選抜を行った。糸状菌についてもプロトプラストの作出,融合,再生の各条件を検討した。
研究結果
接種試験を行ったところ、ヒメトビウンカに対してはキマダラヒロヨコバイから分離したBeauveria bassiana株が、ツマグロヨコバイに対してはツマグロヨコバイから分離したB.bassiana株がそれぞれ最も高い感染率を示した。次にB.bassianaについて、薬剤耐性株選抜のマーカーとして好適な除草剤をスクリーニングした結果、トレファノサイドとアージランが有望と認められた。B.bassiana及び、Erynia blunckiiのプロトプラスト作出には、Sabouraud-dextrose液体培地に培養して得られた短菌糸を、0.6Mマンニトールまたは0.6M塩化アンモニウム添加の下、oH6.0でセルラーゼ,マセロチーム,ドリセラーゼの各10mg/ml混合液で20時間処理することにより、最高の収量が得られた。作出されたプロトプラストは、塩化カルシウム10mMを含む40%ポリエチレングリコールで10分間処理することにより、よく融合した。再生用培地には1%Bacto-〓e〓toneと0.2%酵母エキスを含む培地に0.6Mのマンニトール,ソルビトール,シヨ糖,或は塩化アンモニウムのいずれかを浸透庄調整剤として添加した培養液を用いた。いずれの培養液でも再生するが、再生形態は浸透庄調整剤の種類によって異なった。

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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