レタス収穫作業を例として取り上げ、実施してきた下記のような研究についての追加及び取り纒めを行った。 1.品種特性の異なるレタスに対して、ただ2種類のアルゴリズムを、それぞれの結球性に応じて使い分けることによって、株中心及び外郭を、基板型マイクロ・コンピュータを用い実時間で検出できることを、明らかにしてきたが、本年はさらに他のデータを用いたデジタル・シミュレーションを行った。また、レタス栽培の現地に出向き、栽植方法についての聞取りまた収穫作業を視察し、取纒め及び今後の計画進展に資した。 2.作条の直線近似を、Hough変換を応用した方法によって行い、かつクラブ・ステアリングとフロント・ホイール・ステアリングからなる複合かじ取りモードを自動切換えするためのアルゴリズムを検討してきたが、本年はさらに種々の例について、デジタル・シミュレーションにより、検討した。 3.最終取纒めを行った。
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