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1986 年度 実績報告書

測定困難な植物材料の力学的特性値の有限要素法逆解析による測定システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61560284
研究機関石川県農業短期大学

研究代表者

村瀬 治比古  石川県農短, その他, 助教授 (20137243)

研究分担者 桶 敏  石川県農業短期大学, 農業工学科, 助手 (80177203)
渋沢 栄  石川県農業短期大学, 農業工学科, 助手 (50149465)
中村 喜彰  石川県農業短期大学, 農業工学科, 教授 (50070842)
キーワード有限要素逆解析 / 植物材料 / 農産物物性 / 力学的特性 / ヤング率 / ポアソン比 / 圧縮試験 / 光学的変位測定
研究概要

農業物の物性およびその測定法に関する研究が特に推進されている。この中から農産物の物性値の測定法については測定の基準化や新たな測定法の提唱などがなされている。本研究は、作物の力学的特性値の中でも特にその測定が困難なパラメータ(たとえばポアソン比、縦弾性係数、体積弾性率など)を一軸方向の圧縮試験側方変位の光学的変位測定及び最新の有限要素逆解析法の組み合わせにより決定する総合的測定システムについて研究する事を目的とする。
今年度は、まず共役傾斜法による有限要素逆解析法についてポテンシャル問題および軸対称弾性問題を素材に研究し、本研究目的に適合する有限要素法を用いた軸対象弾性解析プログラムを作製した。また、一軸圧縮試験機を用い円柱形試験片側面変形を光学的に測定することが可能なシステムおよび測定器から出力される多量な荷重変位データを直ちに処理する計測制御ソフトウェアを開発した。計測システムのディバッグを行った。
赤外線変位計はりんご等の植物材料の試験片表面の色や滑らかさに影響されるため、試料の半径方向の変位計測に用いるよりも軸方向の変位を金属面をターゲットにもちいて測定する方が有利であった。半径方向の変位測定は光学的ではあるが画像データとしての扱いがより確実であることが明かとなった。
「トマト
、「だいこん
、「にんじん
および「りんご
について基礎的な測定実験を行った。結果は、良好でポアソン比などかなり容易に推定することが可能である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 村瀬治比古: 農業機械学会 関西支部報. 第61巻. 33-36 (1987)

  • [文献書誌] 村瀬治比古: 農業機械学会 関西支部報.

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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