研究課題
動物の脳血管内皮細胞の膜抗原を他動物に感作することより、脳に脱髄を起させることに成功した。このことは神経疾患の難病である多発性硬化症の病因究明に道を開くことにつながる。当初計画の実験結果が画期的なものであり、脱髄機序の究明に大きな貢献をすることになろう。よって膜のどの成分に脱髄を起こす抗原性があるかどうかを検討するため、膜抗原の生化学的検討が必要となった。さらに膜抗原感作による受身伝達の可能性等の問題が今後の研究課題として残されている。
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