研究課題/領域番号 |
61570472
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 文之 慈恵医大, 医学部, 講師 (10057010)
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研究分担者 |
大橋 十也 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60160595)
多田 有希 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (10179707)
井田 博幸 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90167255)
田原 卓浩 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80159029)
衛藤 義勝 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (50056909)
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キーワード | アリルサルファターゼA.B,C-DNAのクローニング / DNA診断 / 細胞内プロセシング |
研究概要 |
先天性代謝異常症に於けるDNAレベルでの研究が最近多くの疾患で行なわれつつあり、又一部出生前診断にも応用可能である。DNAレベルでの解析にはクローン化されたC-DNAが必要であり本研究はアリルサルファターゼAのC-DNAのクローニングを行い本酵素が欠損している異染性ロイコジストロフィー症並びにMSDの遺伝レベルでの解析並びに細胞分子生物学的レベルでの病因の解析を目的とした。61年度はヒト肝よりアリルサルファターゼA.Bをイオン交換クロマト,ゲル濾過,ConA-セファロースカラム,高速液体クロマト法により精製しほぼSDS-Page アクリルアミドゲルで単一のバンドを得た。これを標品として家兎で免疫レアリルサルファターゼA.Bの抗体を作成した。現在まで抗体の作成が出来たところでこれを用いて1)MLD細胞に於けるアリルサルファターゼA.Bの酵素蛋白のProcessingを検討している。即ち【^(35)S】-メチオニンを10MC:1mlメジュウム内に加えてアリルサルファターゼA.Bを抗体により沈殿させSDS-ゲルにて酵素蛋白のmaturationのプロセスを検討する。2)本抗体を用いてアリルサルファターゼA.BのC-DNAをクローニングする。これを用いてDNA診断並びに出生前DNA診断に応用する。
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