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1986 年度 実績報告書

自己免疫性皮膚疾患や腫瘍免疫における自己反応性T細胞の病因論的解析

研究課題

研究課題/領域番号 61570496
研究機関横浜市立大学

研究代表者

池沢 善郎  横浜市大, 医学部, 助手 (90046128)

キーワードpemphigus / pemphigoid / Ia(MHC class【II】)antigen / γ-interferon / PAM212 cell / autoimmune / autoreactive T cell / Ca dependent
研究概要

近交系BALB/Cマウスの皮膚より調整した角化細胞およびBALB/c角化細胞由来の腫瘍株であるPAM212をin vitroでマウス組み換えγ-IFNと反応させ、その細胞膜へのMHCクラス【II】抗原の発現を蛍光染色しEPICSにて測定する実験を施行したが、数ケ月に亘る検討にもかかわらずMHCクラス【II】抗原の明らかな発現を誘導することが出来なかった。しかしながらこの研究の過程でPAM212細胞の細胞膜への尋常性天疱瘡(PV)抗原や水疱性類天疱瘡(BP)抗原の発現がγ-IFNにより増強することを発見した。PV抗原やBP抗原の発現に及ぼす倍地のCa濃度の検討により、γ-IFNによるPV抗原やBP抗原の発現の増強は培地のCa濃度依存性であることが明らかにされた。こうした実験成績にヒントを得てγ-IFNによるMHCクラス【II】抗原の誘導に及ぼす培地のCa濃度を検討したところ、この場合も同様に培地のCa濃度依存性であることが明らかにされ、ある条件のもとでMHCクラス【II】抗原の発現を誘導することが出来た。以上の成績に加えてこれら培養細胞のviabi-lityと蛍光染色性との関係などの基礎的解析を行い、今後の研究発展に不可欠な基礎を確立することが出来た。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 杉田泰之: 日本皮膚科学会雑誌.

  • [文献書誌] Zenro Ikezawa: J.Invest Dermatol.

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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