• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1986 年度 実績報告書

同種骨移植の同化に関する生化学的,形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61570721
研究機関大分医科大学

研究代表者

真角 昭吾  大分医大, 医学部, 教授 (50050373)

研究分担者 麻生 邦一  大分医科大学, 医学部, 講師 (90145384)
矢野 寛一  大分医科大学, 医学部, 助手 (70174563)
キーワード骨移植 / 自家骨 / 同種骨 / 骨の置換過程
研究概要

1.骨移植の実験
同種骨移植は自家骨に比して骨の置換が遅延する。その機序として移植免疫と骨の保存・処理法の如何がある。今回は骨の保存法が骨形成に如何なる影響を与えるかの基礎的検討を行なった。即ち免疫反応を全く考虜せずにすむ自家骨に各種の保存処理を加え、自家移植を行ない、硬組識学的、X線学的に観察した。-80℃保存冷凍骨,凍結乾燥骨,脱脂骨,脱灰骨は新鮮自家骨に比して骨形成速度が遅延する。しかしこれら処理骨間では骨の置換に大きな差異はなかった。これからみると、新鮮自家骨は生きた造骨細胞や骨髄細胞の供給源となって骨新生にすぐれ、処理自家骨は生細胞がないため、自家骨といえども骨形成に劣る。骨形成の様式は骨伝導が主体のようである。今後は自家および同種骨について、微小血管造影を行ない、母床よりの血管進入の様式、速度を比較したい。
2.骨移植の臨床
主として骨腫瘍切除後に、自家骨、同種骨移植を行なった症例の臨床経過を調査中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 真角昭吾: 別冊整形外科. NO.8. 236-241 (1985)

  • [文献書誌] 真角昭吾: 臨床整形外科. 21. 1119-1127 (1986)

  • [文献書誌] 真角昭吾: 日本整形外科学会雑誌. 61. (1987)

URL: 

公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi